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2020年1月21日火曜日

信念を捨てる




「信念を捨てる」

生きる上で信念を持つことは、とても大切なことだと思います。
ですが、時にはその信念が自分を、人を、傷つけることもあります。
たとえば、街中でビラを配る人いますよね。
僕は、
「目の前にチラシを差し出されたら人として最低限会釈はすべきだ、無視するなんてひどすぎる」
って思ってました。でも、それって自分自身の首を絞めていたんです。
なぜか。
人に対して「これは絶対ダメ」って思ってることを、
自分にも強要しているから
です。
つまり、
「おい、お前、チラシを差し出す人を無視して通るなんて、絶対ゆるさねーかんな」
って、自分を見張っていたってことです。
そりゃ息苦しいわ。

だって、
許されない選択肢がある時点でそれ自由じゃない
ですよね。
もちろん、やっていいことと悪いことがあります。
でも、これは善悪の話ではなく、自分に対する接し方の話です。
親に、
「嘘ついたりしたらどうなるか分かっているよな?あ?」
って脅されるのと、
「嘘つかれるとお母さんとっても悲しいの。だからやめてくれる?」
って頼まれるのと、どっちが積極的に嘘をつくのをやめたくなりますか?
前者のは完全に強制一択ですよね。
後者は、二択あるうえで、
「お母さんを悲しませたくない」
っていう選択ができます。
つまり、まずは選択肢を開放することです。
じゃないと何が起きるか。
人が許せなくなります。
自分が許せなくなります。
いつも自分を見張っているので、とても息苦しいです。
信念は本来、自分の進むべき道を教える道しるべになるはずです。
ですが、その信念が自分の首を文字通り締めるのです。
とっても、苦しいです。
自分を見張っているので当然人のこともしっかり見張ります。
どんどん顔がこわばっていきます。
もちろん、あなたの信念は正しいのかもしれません。
でも、それはあくまであなたにとっての正しさです。
たとえそれが絶対的な正義と一致していたとしても、他人にまで強制する権利はありませんし、自分やほかの誰かが正義に反する行動を一度でもしたら、それを許せなくなります。


許せないっていうのはつらいものです。



こんな言葉があります。
「本当に大切なことはわずかです。いや、一つです。」
許せないことは少ない方がいいです。
信念は、本当に譲れない大事なことのためにとっておきませんか。


追記:ナリさんはこれを「クソくだらねぇこと」と表現した。

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