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知る人ぞ知る(知らない人は知らない)K-taiが,
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誰かの心の癒しになったらいいな。

2020年4月18日土曜日

人の話を聞くということ


僕は,未熟な素人ではありますが,ある所では悩み相談みたいなものをさせていただいていまして。

そこでたくさんの方の悩みや質問,相談をうかがっている中で失敗して学んだこと,成功して学んだこと,思うことがいくつかあります。


まあ,カウンセリングでは結構言われることであり,当たり前に知られていることなのですが,一応ここにも書いておきます。

・アドバイスはしない

これはかなり重要です。
相手の話を聞くときに,アドバイスをしたくなる。
僕なんかその最たるものですね…
「死にたい」って言われたら,「そんなこというな」「もっと明るいことに目を向けてみて下さい」「あなたはもっと自信を持ったほうがいい」・・・
言いたいことはたくさんあります。
でも,何度もそれを繰り返して,気が付いたことは,

アドバイスを聞いている余裕があったら,本人だって苦労はしない

ってことです。
相談している人に共通するのは,
分かってほしい
という感情です。

だから,相手が存分に話すまではアドバイスしないし,存分に話した後でも,相手に余裕があると思うまではアドバイスはしちゃいけないんだ。
そう気が付きました。
「死にたいなんて言わないで,もっと希望を持ってください」「どうせ俺なんかいらないんだ」
「あなたは大事な存在なんですよ」「お前だって味方じゃないんだろう」…
会話にならないんです。
なぜか。
僕が相手の話を聞かないから,相手も聞く耳なんか持てない。
じゃあ代わりに何をするのか。

シンプルです。

聞く

聞く。聞く。聞くだけ。それだけ。
これはある先生から習ったのですが,聞くといっても,ただ聞くのではなく,大げさに相槌をうって,相手の言葉を繰り返す。
なるほど,すごく聞いてもらってる気がするんですね。

相手の完全な味方になる

私情は捨てる。
相談者がどんだけ悪い人であっても,その人の気持ちに味方する。

この際事実は捨てておく。

つらい,苦しい,悲しい,という気持ちだけがそこに存在するってことか!。
気が付きました。


「つらい」→「つらいね」
「悲しい」→「悲しいね」
「死にたい」→「死にたいよね」
ですね。

ここで僕が気が付いたのは,

「つらい」→「つらいんだね」
はあまりよくないということです。

「~なんだね」という言い回しは,少し突き放したような,他人事のような感覚を生むようです。

「私にはわからないけどそうなんだね」

というニュアンスを含むのでしょうね。

なので,徹底的に相手の気持ちに寄り添って,

「~だよね」「~だね」

と,自分のことのように言う。

そうすると,相手の気持ちは手に取るように伝わってきました。
ああ,いまこの人は胸が引き裂かれるような気持ちなんだな。
ああ,この人は今こんなこと言ってるけど,ほんとはこんなことを思ってるんだろうな…
ああ,この人の心は冷めきってるんだな…

相手の言っていること
ではなく,
相手の言いたいこと,思っていること
が聞こえてきます。

それが真髄だと思います。

相手の気持ちをそのまんま抱きしめてあげる。

それが,人の話を聞くということ
なんですね…

人の心って不思議だ。
まだまだ分からないことはたくさんあります…


※今日も読んでいただいてありがとうございました。

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